目次
動画ファイルとは
動画ファイルは、映像と音声を、1つのファイルにまとめたものです。
「コンテナ」「コーデック」「拡張子」の3つを押さえると、仕組みが分かります。
1.コンテナは入れ物
コンテナは、映像や音声、字幕などをまとめて入れる形式です。
MP4・AVI・MOV・WebMなどが当たります。
MP4ファイルという入れ物
映像 動く画像のデータ
音声 声や音楽のデータ
字幕など 必要に応じて入れる文字や付加情報
2.コーデックは圧縮・展開の方式
映像や音声は、そのままだとデータ量が大きくなります。
そのため、通常は圧縮して保存し、再生するときに展開します。この処理に使う方式がコーデックです。
映像と音声では、それぞれ別のコーデックを使います。
| 種類 | コーデックの例 |
|---|---|
| 映像用 | H.264、H.265(HEVC)、AV1、WMV、MPEG-2 Video |
| 音声用 | AAC、MP3、WMA、Opus |
H.264=MPEG-4 AVC、H.265=MPEG-H HEVCです。
MPEG-2 Videoは、DVDやデジタル放送などで使われる映像の圧縮方式です。
例えば、1つの動画ファイルは次のような組み合わせになります。
MP4という入れ物 + H.264で圧縮した映像 + AACで圧縮した音声
3.拡張子はファイル名の末尾
動画.mp4の.mp4の部分が拡張子です。ファイルの種類を見分ける目印になります。
| 拡張子 | コンテナ | 補足 |
|---|---|---|
| .mp4 | MP4 | 多くの機器やアプリで使われる |
| .avi | AVI | 古くから使われている |
| .mov | MOV | AppleのQuickTime由来。編集素材などで使われる。 |
| .webm | WebM | Webでの動画再生を想定した形式 |
| .wmv | 通常はASF | WMVは映像コーデックの名前でもある |
| .mpg / .mpeg | MPEG-PS | 映像と音声をまとめる形式。 |
| .mkv | MKV | 高い汎用性・オープン規格 |
拡張子だけでは、中のコーデックまでは分かりません。同じ.mp4でも、中の映像がH.264の場合とH.265の場合があります。
WMVファイルは、通常「ASFという入れ物 + WMVの映像 + WMAなどの音声」という構成です。
名前の変更と形式の変換は別です。
動画.aviを動画.mp4に名前変更するだけでは、形式の変換はできません。
動画.aviを動画.mp4に名前変更するだけでは、形式の変換はできません。
4.画質と容量は何で決まる?
MP4やAVIという名前だけで、画質や容量は決まりません。主に次の条件が関係します。
| 条件 | 意味・影響 |
|---|---|
| 解像度 | 映像の細かさ。1920×1080(フルHD)、3840×2160(4K)など |
| フレームレート | 1秒間の画像の枚数。30fps、60fpsなど |
| ビットレート | 1秒当たりのデータ量。同じコーデックなどの条件なら、高いほど画質を保ちやすく、容量も増える |
| コーデック | 圧縮の効率。同程度の画質でも、方式によって必要な容量が変わる |
| 動画の長さ | 長いほど容量が増える |
5.同じMP4でも再生できないことがある
再生には、入れ物と、中のコーデックの両方への対応が必要です。
例えば、MP4を開けるアプリでも、中に入っているH.265の映像に対応していなければ、映像を再生できないことがあります。
動画ファイルを見るときは、まず「拡張子は何か」「映像のコーデックは何か」を分けて考えると、形式の違いや再生できない理由を理解しやすくなります。
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