目次
システム開発のフェーズの名称
| 名称 | 略称 | 英語名 | 説明 | 
|---|---|---|---|
| システム企画 | SP | System Planning | |
| 要求分析 | SA | System Analysis | |
| 要件定義 | RD | Requirement Definition | 要件を定義し要件定義書を作成します。 | 
| 基本設計 | BD | Basic Design | ED(External Design:外部設計)または FD(Function Design:機能設計)または SS(System Structure Design:構造設計)または UI(User Interface)とも呼ばれます。 画面設計、帳票設計、インターフェース仕様書、データベース設計、方式設計(インフラ)等を行います。 | 
| 詳細設計 | DD | Detail Design | ID(Internal Design:内部設計)または SD(Structure Design:構造設計) とも呼ばれます。 | 
| 製造 | PG | Programing | |
| 単体テスト | UT | Unit Test | PT(Program Test)とも呼ばれます。 | 
| 結合テスト | IT | Integration Test | ITa,ITb(またはIT1,IT2)と2分割する場合もあります。 | 
| システムテスト | ST | System Test | 総合テストとも呼ばれます。 性能テストも行います。 | 
| 運用テスト | OT | Operations Test | 受け入れテストとも呼ばれます。 | 
| ユーザー受け入れテスト | UAT | User Acceptance Test | ユーザー受け入れテスト | 
使用例:STまで終わったの?
V字モデル
左側はシステムの仕様を定義・設計し、右側はテストの流れを示しています。
単体テストは詳細設計どうりになっているか確認します。
プロジェクト関連でよく聞く名称
| 名称 | 英語名 | 説明 | 
|---|---|---|
| 概念実証 | PoC Proof of Concept | 実現可能か検証すること。 | 
| 提案依頼書 | RFP Request For Proposal | 発注側が作成する資料。 提案をもらうために要求事項をまとめたもの。 | 
| フィジビリティ | feasibility | 実現可能性。 | 
| キックオフ | Kickoff | プロジェクトを開始すること。 またはプロジェクトの最初の会議を指す。 | 
| オンスケ | on schedule | スケジュールどうりに進んでいる。 | 
| リスケ | reschedule | スケジュールを変更する。 | 
| ペンディング | pending | 保留。 | 
| マイルストーン | Milestone | 中間地点の目標 使用例:マイルストーンに影響があるか? | 
| WBS | Work Breakdown Structure | プロジェクトをタスクに分割して表した図 | 
| ガントチャート | Gantt chart | 縦軸にタスクがあり、横軸に時間軸の棒グラフでスケジュールを表した図。線表とも呼ばれる。 製品としてMicrosoft Project等あり。 | 
| ハレーション | halation | 周りに悪い影響を及ぼすこと 「ハレーションを懸念する」 | 
| レビューア | reviewer | レビューする人 | 
| レビューイ | reviewee | レビューされる人 | 
| TBD | To Be Determined | 未決定 | 
| TBA | To Be Announced | 公式発表待ち | 
| N/A | not applicable/ not available | 該当なし/利用できない | 
| コンティンジェンシー | Contingency | 不測の事態 | 
| BCP | Business Continuity Plan | 事業継続計画 | 
| キャッチアップ | catch up | おいつくこと | 
| ボール | ball | 行動の責任がある側、人 例:その件のボールは向こうが持ってるんだよね? | 
| 分科会 | 分野ごとに専門的に議論を行う会議 | |
| ステアリングコミッティ | Steering Committee | プロジェクト支援を行うグループ 運営委員会、ステコミ | 
| PMO | Project Management Office | プロジェクト支援を組織を超えて行う人、グループ PMを補佐します | 
| ステークホルダー | stakeholder | 利害関係者 | 
| ファシリテーター | facilitator | 会議で皆の意見を引き出し合意形成を進める進行役の人 | 
| 1人月 | いちにんげつ | 1人が1ヶ月で行う作業量を指します。 一般的(※)には、1ヶ月を20日とし、1日は8時間なので160時間です。 0.1人月であれば160時間の1/10なので16時間です。 ※会社によって異なります。 | 
| SOW | Statement of Work | 作業の内容や範囲、成果物、納期、費用などを定義した文書のこと | 
| タリフ | Tariff | 契約・人材調達における「単価表」 | 
| バックログ | Backlog | やるべき作業のリストのこと ※Backlogという名称の製品もあります(チケット管理等の機能あり) | 
| パブリククラウド | public cloud | 一般ユーザーや企業がインターネット経由で利用できるクラウドサービス。AWS,Azure,GCP等。 | 
| プライベートクラウド | private cloud | 自社で占有するクラウド | 
システム構築・開発でよく聞く名称
| 名称 | 英語名 | 説明 | 
|---|---|---|
| リプレース | replace | システムの置き換え。ソフト/ハードの置き換え。 | 
| マイグレーション | migration | システムの移行。 | 
| レプリケーション | replication | 複製。 | 
| レプリカ | replica | 複製。 | 
| インフラ | infrastructure | ハードウェア、OS、データベース、ミドルウェア(apache等)、ネットワーク、運用管理のツールを指す | 
| オンプレミス | on-premises | 自社内にサーバー等を設置し運用すること ⇔対義語はクラウド | 
| スケール | scale | 規模。「スケールする」は規模を拡大するという意味で使われる。 | 
| スケールアップ | scale up | メモリやHDDやCPU等を増設や交換して、サーバーの能力を向上させること | 
| スケールアウト | scale out | サーバーの台数を増やして処理能力を向上させること | 
| フェイルオーバー | failover | 異常発生時に自動で待機系に切り換える機能 | 
| LOC | lines of code | ソースコードの行数 | 
| プロビジョニング | provisioning | 事前に設備やサービスを準備し必要時に割り当てられること | 
| ワークロード | workload | 作業負荷、作業量 | 
| OSS | Open Source Software | オープンソースソフトウェアの略 ソースコードが公開されていて、誰でも利用・改良・再配布できる(例:Linux) | 
| CI/CD | CI=Continuous Integration CD=Continuous Delivery or Continuous Deployment | CI(継続的インテグレーション)は、自動テストで品質を保つこと CDは2つの意味あり。 CD(継続的デリバリー)は、ステージング環境に自動デプロイ → 手動承認で本番へ CD(継続的デプロイメント)は、テストに通ったら本番にも自動リリースする(人間の承認なし) | 
| ステージング環境 | Staging Environment | 本番環境に近い条件でテストするための環境 | 
| イングレス | ingress | 機器への通信 (=inbound) | 
| エグレス | egress | 機器から外への通信 (=outbound) | 
プログラミングでよく聞く名称
| 名称 | 英語名 | 説明 | 
|---|---|---|
| ソースコード | source code | プログラミング言語(Python、Java等)で記述したテキストファイル | 
| ビルド | build | ソースコードから実行ファイルを作成すること | 
| コンパイル | compile | 人間が書いたソースコードを、コンピュータが実行できる機械語に変換する作業 | 
| デプロイ | Deploy | 作成したアプリケーションを、実際に動かす環境に配置して利用できるようにすること | 
| キャメルケース | camel case | ・最初の単語の先頭が小文字で次の単語の先頭が大文字 ・単語の区切り文字はない 例:camelCase lower camel caseともいう | 
| スネークケース | snake case | ・単語の先頭が小文字 ・単語の区切りはアンダスコア 例:snake_kase | 
| パスカルケース | pascal case | ・最初の単語の先頭が大文字で次の単語の先頭も大文字 例:JavaScript JavaやJavaScriptのクラス名で使用される | 
| ペイロード | payload | ネットワークの用語。 ヘッダやメタデータ部分を除いたデータ本体を指す。 | 
| GMT | Greenwich Mean Time | グリニッジ標準時。 イギリスのグリニッジ天文台が基準。 日本時間は、GMT+9:00。 | 
| UTC | Universal Time, Coordinated | 協定世界時。 世界の共通になっている。1972年にGMTから置き換えられた。UTC + 9時間 = JST。 | 
| JST | Japan Standard Time | 日本標準時。UTC + 9時間 = JST。 | 
| DRY原則 | Don't Repeat Yourself | ドライ原則 繰り返しを避ける。 | 
| マジックナンバー | magic number | プログラムのコードに直接数値を記述しその意味がわからなくなってしまったもの。定数等を使用して避けるようにする。 | 
| ハードコード | hard coding | プログラムのコードに値を直接記述すること。定数等を使用してハードコードは避けるようにする。 | 
| アンロード | unload | 積荷を下ろすこと。メモリ領域を解放すること。 | 
| リファクタリング | refactoring | コードを整理すること。処理結果は変更しない。 | 
| 冪等性 | (べきとうせい) | 操作を何回行っても、同じ結果が得られること | 
運用でよく聞く名称
| 名称 | 英語名 | 説明 | 
|---|---|---|
| ワークアラウンド | workaround | 応急処置 | 
| DevOps | Dev = Development Ops = Operations | ソフトウェア開発(Dev)とシステム運用(Ops)を一体化して、効率的かつ高品質にサービスを提供する考え方・実践方法 | 
| SRE | Site Reliability Engineering | ソフトウェアエンジニアリングの力で運用の信頼性を高める役割 | 
| SLA | Service Level Agreement | 顧客と約束するサービス品質(例: 可用性 99.9%) | 
| シスログ | syslog | Linuxの標準的なログ出力方法 デフォルトのログの出力先は/var/log/messages 設定ファイルは/etc/rsyslog.conf rsyslog.confはsyslog.confの改良版 | 
| C/B | call back | 電話を受けた側が、発信者に対して後でかけ直すこと 電話を折り返す | 
業務でよく聞く名称
| 名称 | 説明 | 
|---|---|
| 振替休日 (振休) | 勤務日と休日を入れ替える 使用例:振休(ふりきゅう)にしてください (割増賃金は発生しない) | 
| 代休 | 休日出勤をした代わりに休みを取る 休日出勤のため割増賃金が発生する | 
| 予算 | 2つの意味あり 1.達成すべき売上額や利益額の目標のこと(会社で使用される) 使用例:予算達成に向けて努力する 2.目的を達成するのに使用できる金額 使用例:お客様の予算を聞き出す | 
| 今年度 | 4月1日~翌年3月31日 | 
| FYI | For your information 「ご参考までに」という意味 | 
| 内線 | 内線番号を使用して電話機同士で発着信や通話ができる | 
| 外線 | 社外にかける電会社の電話番号での通話 | 
| 0発信 | 外線をかけるときに使用。電話番号の前に0を付ける。 | 
| エマージェンシーコール | emergency call (EMC) 安否確認 企業が従業員の安否等を確認するサービス | 
| アラビア数字 | 日常で使用している数字。算用数字とも呼ばれる。 1,2,3,4,5,6,7,8,9,0 | 
| 漢数字 | 漢字の数字。 一、二、三・・・。←小字と呼ぶ 壱、弐、参・・・。←大字と呼ぶ | 
| SDGs | Sustainable Development Goals 持続可能な開発目標 2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標 2015年に国連で採択された | 
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