C#のSQLServerに接続してselectするサンプルです。
(確認環境:Microsoft Visual Studio Community 2019,SQL Server 2019 Express Edition)
目次
設定 | SQLServerへの接続の設定 |
コード | 接続してselectを実行する |
SQLServerへの接続の設定
1.プロジェクトを右クリックし、「プロパティ」をクリックします。
2.「設定」をクリックします。名前は任意の値を入力します。種類は「(接続文字列)」を選択します。スコープは「値」の入力欄をクリックすると、アプリケーションが自動で選択されます。
値の欄の右端のボタンをクリックします。
データソースの選択ダイアログが表示された場合はSQLServerを選択します。
3.サーバー名に、コンピュータ名\インスタンス名を入力し、任意の認証を選択します。
ここではWindows認証を選択しました。
データベース名はデータベース名を指定するまたは空白の場合はコード内でデータベースを指定します。
接続してselectを実行する
C#でSQLServerに接続してselectを実行するサンプルです。
using System;
using System.Data;
using System.Data.SqlClient;
class Test1
{
static void Main()
{
string sql = "SELECT id,name,romaji FROM employee";
try
{
using (SqlConnection conn = new SqlConnection())
{
conn.ConnectionString =
@"Data Source=localhost\SQLEXPRESS;"+
"Initial Catalog=testDB1;" +
"Integrated Security=SSPI;";
conn.Open();
using (SqlCommand cmd = new SqlCommand(sql))
{
cmd.Connection = conn;
cmd.CommandType = CommandType.Text;
using (SqlDataReader reader = cmd.ExecuteReader())
{
while (reader.Read())
{
Console.WriteLine(reader["id"] + ":"
+ reader["name"] + ":"
+ reader["romaji"]);
}
}
}
}
}
catch (Exception ex)
{
Console.WriteLine(ex.Message.ToString());
}
}
}
2行目は、System.Dataをインポートしています。
3行目は、System.Data.SqlClientをインポートしています。
8行目は、select文です。
11,19,23行目は、usingステートメントです。
配下のブロックの処理が終了したときにリソースを解放するDispose()が呼ばれます。
14行目のData Sourceは、サーバー名(コンピュータ名\インスタンス名)を指定します。
先頭の@は、逐語的リテラル文字列です。\のエスケープが不要になります。
15行目のInitial Catalogは、データベース名を指定します。
23行目のExecuteReaderは、SQL文を実行しています。
27~29行目は、テーブルから取得した値を表示しています。
実行結果
以下のように表示されます。
1:鈴木suzuki
2:田中tanaka
3:佐藤sato
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