AWS configとInspectorの違い

目次

AWS configとinspectorの違い

観点 AWSConfig Inspector
見るもの リソースの設定(構成) ソフトウェアの脆弱性
主な目的 構成管理・コンプライアンス 脆弱性診断
検知する例 S3公開、暗号化漏れ、SG設定ミス CVE、古いパッケージ、公開ポート
時系列記録 あり(構成履歴を保持) スキャン結果が中心
例えると 設計図・ルールの監査担当 弱点・穴の検査担当

AWSConfig:リソースの設定が正しいかを監視・記録する(構成管理・コンプライアンス)。
Inspector:リソースの脆弱性を見つける(弱点診断)。

Configで設定の正しさを管理し、Inspectorで弱点を診断するという役割分担になります。

これらの検出結果は、いずれもSecurityHubに集約して一元管理できます。

AWS configとは

AWSリソースの設定(構成)の記録と評価を行うサービスです。

 

主な役割

・リソースの設定変更を時系列で記録する(いつ、誰が、何を変えたか)
・あるべき設定をルール(ConfigRules)として定義し、違反を検知する
・例:S3バケットが公開されていないかEBSが暗号化されているかセキュリティグループで0.0.0.0/0が開いていないか
・コンプライアンス遵守の証跡として使える
・過去の構成状態を遡って確認できる(構成履歴)

設定がルールどおりになっているか、いつ変わったかを管理するサービスです。脆弱性そのものは見ません。

 

EC2のセキュリティグループ SSHの22番ポートが0.0.0.0/0へ公開されていないか
S3バケット パブリックアクセスが許可されていないか
EBS 暗号化されているか
CloudTrail 証跡が有効になっているか

また、リソースの構成履歴から次のような調査ができます。

6月10日:SGに社内IPだけ設定
6月15日:0.0.0.0/0が追加
6月16日:0.0.0.0/0が削除

Inspectorとは

リソースの脆弱性評価を行うサービスです。

 

主な役割

・EC2、ECRコンテナイメージ、Lambdaのソフトウェア脆弱性(CVE)をスキャン
・ネットワーク到達性(意図せず外部公開されているポート)を検出
・検出結果に深刻度スコアを付け、パッチ適用などの対策につなげる

ソフトウェアに既知の弱点(攻撃される穴)がないかを診断するサービスです。設定の履歴管理はしません。

 

EC2  OSパッケージに既知のCVEがある
 インターネットから到達可能な経路がある
 アプリケーション言語のパッケージに脆弱性がある
ECR コンテナイメージ内のOS・ライブラリにCVEがある
Lambda 関数コードやLayerに含まれる依存パッケージに脆弱性がある

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