SQL UNIONとUNION ALLのサンプル(結合して抽出)

SQLのUNIONとUNION ALLでテーブルを結合して抽出するサンプルです。

サンプル	UNION (結合して全データを抽出+重複行を出力しない)
	UNION ALL (結合して全データを抽出+重複行も出力する)

UNION (結合して全データを抽出+重複行を出力しない)

select * from テーブルA
UNION
select * from テーブルB

テーブルAで取得した行とテーブルBで取得した行を全て抽出します。ただし重複した行は出力しません。(union allとの違い)
重複行を除く処理を行う分、負荷になります。重複行を除く必要がない場合は、union allを使用します。
表示される項目名(ヘッダの部分)は、最初に記述したSQL文のselect句の項目名になります。
最初のselect文と後のselect文のselect句のカラム数は同じである必要があります。
UNIONは、集合演算子です。和集合を求めます。
unionは、結合するという意味です。
以下は、Oracleの集合演算子のリンクです。
https://docs.oracle.com/cd/E16338_01/server.112/b56299/queries004.htm

以下は、unionしたときの行データのイメージです。重複する2は1行のみ出力されます。

UNIONを使用したサンプル

UNION演算子で2つのテーブルの重複行を除いて全データを抽出するサンプルです。

以下、2つのテーブルがあるとします。

employee_beforeテーブル
id	name	romaji
2	田中	tanaka
4	高橋	takahashi

UNIONを使用したSQLを実行します。

select * from employee 
UNION
select * from employee_before

結果は、以下のとおりです。

2つのテーブルのデータが表示されます。
employeeテーブルとemployee_beforeテーブルに重複する行は表示されません。

select * from テーブルA
UNION ALL
select * from テーブルB

以下は、union allしたときの行データのイメージです。重複する2は2行出力されます。

UNION ALLを使用したサンプル

UNION ALL演算子で2つのテーブルの全データを抽出するサンプルです。

以下、2つのテーブルがあるとします。

employee_beforeテーブル
id	name	romaji
2	田中	tanaka
4	高橋	takahashi

UNION ALLを使用したSQLを実行します。

select * from employee 
UNION ALL
select * from employee_before

結果は、以下のとおりです。

2つのテーブルのデータが表示されます。
employeeテーブルとemployee_beforeテーブルに重複する行も表示されます。