Excel 条件に一致する行を抽出し合計を求める(SUMIFS)

Excel(エクセル)のSUMIFS関数のサンプルです。

目次

サンプル 条件に一致する行を抽出し、その対象の行の指定の列の合計を返す
  ある数値より大きい数値の合計を求める
  複合条件で数値の合計を求める
  等号と不等号
SUMIFSとSUMIFの違い

条件に一致する行を抽出し、その対象の行の指定の列の合計を返す

=SUMIFS(合計する範囲(セル) , 条件とする範囲1(セル) , 範囲1の条件)

 

SUMIFSは、条件に一致する行を抽出し、その対象の行の指定の列の合計を返します。

 

例:B列が「東京」の行のC列の個数の数値の合計を求めます。

結果を表示するセル(例:B5)に以下の式を入力します。

=SUMIFS(C2:C4,B2:B4,"東京")

 

結果は、C2の120とC4の80の合計で、200と表示されます。

 

「関数の引数」のダイアログを使用する場合は、以下のように値をセットします。

※「関数の引数」のダイアログの開き方については以下を参照願います。
Excel 関数の入力をサポートするダイアログ

 

補足

指定する文字列にワイルドカード*を使用することができます。
上記のサンプルの場合、以下の数式でも同じ結果になります。

=SUMIFS(C2:C4,B2:B4,"東*")
=SUMIFS(C2:C4,B2:B4,"*京")

 

ある数値より大きい数値の合計を求める

例:C列の「90」より大きい数値の合計を求めます。

結果を表示するセル(例:B5)に以下の式を入力します。

=SUMIFS(C2:C4,C2:C4,">90")

 

3つめの引数は、文字列として">90"と記述します。

結果は、C2の120とC3の100の合計で、220と表示されます。

 

「関数の引数」のダイアログを使用する場合は、以下のように値をセットします。

※「関数の引数」のダイアログの開き方については以下を参照願います。
Excel 関数の入力をサポートするダイアログ

 

複合条件で数値の合計を求める

=SUMIFS(合計対象範囲,条件範囲1,条件1,条件範囲2,条件2)

 

例:B列が「東京」でかつC列が「100」より大きい行のC列の合計を求めます。

結果を表示するセル(例:B5)に以下の式を入力します。

=SUMIFS(C2:C4,B2:B4,"東京",C2:C4,">100")

 

結果は、C2の120で120と表示されます。

 

「関数の引数」のダイアログを使用する場合は、以下のように値をセットします。

※「関数の引数」のダイアログの開き方については以下を参照願います。
Excel 関数の入力をサポートするダイアログ

 

等号と不等号

関数で使用する等号と不等号の例です。

説明
>=100 100以上
<=100 100以下
>100 100より大きい
<100 100より小さい
=100 100である
<>100 100でない

 

SUMIFSとSUMIFの違い

SUMIFSは、複数の条件を指定できます。条件が一つのみでも可能です。

SUMIFは、条件が一つのみ指定できます。

SUMIFSのみの使用で問題ありません。

SUMIFSの構文

=SUMIFS(合計する範囲(セル) , 条件とする範囲1(セル) , 範囲1の条件[,条件とする範囲2(セル) , 範囲2の条件,・・・])

SUMIF の構文

=SUMIF(条件とする範囲1(セル) , 範囲1の条件 , 合計する範囲(セル))

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